サーキュラーデザインスタジオ

WORKS

白馬インターナショナルスクール                 サステナビリティ教育プロデュース

白馬インターナショナルスクール(HIS)は、 学校教育のメインコンセプトに「サステナビリティ教育」を掲げる中高一貫のボーディングスクールです。ここでは、入学後の4年間は持続可能性をテーマにしたプロジェクト型学習を通じて体験の中から学びを深め、その後の2年間は国際バカロレアの課程を通じてアカデミックな学びを探究します。
サステナビリティ教育は、学校のカリキュラムだけではなく、生徒の実生活にも結びついている必要があるとされています。同学校施設や制服もできる限りサステナブルなものを導入したい。こうした思いを背景に、CDS.がチームに参画し「サステナブルな学校づくり支援」「オープンイノベーション型教育プログラム支援」をリードしました。

■白馬インターナショナルスクール:https://www.hakuba-is.jp/

サステナブルな学校づくり支援                    循環する制服(ゴールドウイン)

スポーツウェア、スポーツ用品の製造販売を行うゴールドウインが展開するブランド「NEUTRALWORKS.」の「N/ UNIFORM PROJECT」とHISがコラボし循環型の制服を制作。このコラボレーションをCDS.が支援しました。初年度である今回は生徒20名、教員15名分を製作しています。

制服の素材にはペットボトルのリサイクルポリエステルと植物由来のポリエステルを合わせたポリエステル100%を採用。制服は毎日着用するため、手入れが簡単であり、洗濯後の乾きが速く、長く使える素材を用いました。またサイズが合わなくなった場合は学校内で制服を着回したり、破れやほつれなどは同社のリペアサービスで修理したりしながら可能な限り使用します。また、制服として使用できなくなった場合は、ゴールドウインが事業を通じた環境保存の取り組みとして行う、服のリサイクル活動「GREEN CYCLE」(※1)を活用し、新たな製品の原料にリサイクルします。

(※1)「GREEN CYCLE(グリーンサイクル)」はメーカー・ブランド、質・状態にかかわらず、服を回収し、新たな製品の原料にリサイクルする、2009年に開始した取り組みです。

サステナブルな学校づくり支援                    学生寮家具(iforest)

「GREEN WORK HAKUBA」から誕生した林業テックベンチャーiforestとコラボし、学生寮で使用するモジュール型家具をプロデュースしました。

iforestは、森林資源の産地と地元事業者と連携しながらオリジナルプロダクトの開発を行う会社です。同社の「地域木材の魅力を再発見し、その土地のストーリーに沿った商品開発を通じて森林資源の価値向上を目指すプロジェクト」の一環として、HISが本拠地とする白馬岩岳から切り出された木材を利用し、地元の木こりである「山仕事創造舎」萬代 泰和氏、木材加工のプロフェッショナルである「KUJIRA works」星野 秀幸氏の協力によって製作しました。
プロダクトごとに違う種類の樹木を組み合わせて製作、一つ一つが個性ある表情に仕上がると同時に、白馬の山に生息する樹木の多様性を表現しています。

オープンイノベーション型教育プログラム支援            ifLinkオープンコミュニティ

これからの時代に必要とされる「サーキュラーエコノミー」と「IoT」に気付きをもってもらうことを目的に、ifLinkオープンコミュニティと共同で授業を行いました。

<プログラム>
第1部:サーキュラーエコノミーとは何か
「世界人口が日本と同様の生活をしたら地球が何個必要か?」など、Q&A方式を用いながらサーキュラーエコノミーがなぜ必要か、そして世界のサーキュラーエコノミーはどのように動き出しているのかを、CDS.メンバーが事例を交えながら解説しました。

第2部:IoTとは何か
CO2濃度のモニタリングでキャラクターがマスク装着のお願いや検温結果を知らせる実際の事例などを通じて、IoTは生活を豊かにし、身の回りの不便を解消する手段であるということをifLinkメンバーより説明いただきました。

第3部:HISをIoTでサーキュラーエコノミー化するワークショップ
4グループに分かれて、①サーキュラーエコノミーの視点でHISの課題を考える、②解決アイデアを考える、③解決アイデアをIF/THENに分解する、という3つのステップでワークショップを行いました。生徒たちは、残飯、虫の侵入、電気の消し忘れなど日常生活での課題を挙げ、その中から解決したい課題を選定。HISの教師やifLinkオープンコミュニティのアドバイザー、CDS.メンバーも交えて活発なディスカッションを行い、ソリューションアイデアをまとめました。

オープンイノベーション型教育プログラム支援               白馬高校・イノアック

白馬高校とHISが主催するワークショップにCDS.メンバーが登壇し、生徒たちに向けてサーキュラーエコノミーのインプットを行いました。このワークショップは、サーキュラーエコノミーの考え方を知りその実装に向けて生徒自らがやりたいと思えるような主体的な意欲を引き出すことを目的に、3部構成で開催されました。

<ワークショップ内容>
①サーキュラーエコノミーとは by CDS.
サーキュラーエコノミーの基本的な考え方について、中高生に向けてCDS.メンバーが事例とともに解説しました。
サーキュラーエコノミー先進都市であるオランダ・アムステルダム。現地に視察に行ったメンバーが、アムステルダムの企業がサーキュラーエコノミーを進める上で大切にしている「伝わる見せ方をすること」「今あるものに価値を追加すること」「Learning by Doing」について生徒たちに説明しました。

②グループワーク by イノアックコーポレーション
白馬村に事務所を構える、イノアックコーポレーションの社員が登壇し、グループワークを開催しました。グループごとに、イノアックの素材を活用したアイデアを起案。「循環型素材でつくられた制服のレンタル」や「学校所有の教科書としてレンタル、もしくは教科書のデジタル化」、「プラスチックを1つ使うごとに植樹」、「レシートをなくしてスマホに記録」、など日々の暮らしで感じた問題点からアイデアがたくさん生まれました。
イノアックメンバーより、同社が開発している製品や素材の特性についてクイズ形式の講義を行いました。イノアックのメイン事業はウレタンフォーム、ゴム、樹脂などの素材開発や製品を製造する事業。普段なかなか触れることのない素材に触れながら、理解を進めました。

③ディスカッション
ワークショップの最後には、サーキュラーエコノミーをヒントにウレタン素材を活かした新しい製品や仕組みなどについてディスカッションを実施。ウレタン素材の特性について熱心に質問したり、アイデアのタネを探そうと周りの子に意見を求めたり、生徒各自が主体的にアクションを起こす様子が散見されました。