GREEN WORK KAMIKATSU
GREEN WORK KAMIKATSUは、サーキュラーエコノミーを起点に徳島県上勝町の課題解決を目指すプロジェクト。上勝町は、ゼロ・ウェイストタウンの先進地として知られている一方で、過疎化や高齢化といった社会課題を抱えています。
人口1500人高齢化率50%以上の上勝町では、過疎化や高齢化が大きな課題となっています。GREEN WORK KAMIKATSUでは、これらの課題を解決し持続的なまちづくりを目指すために、事業者が上勝町に集結。サーキュラーエコノミーを学ぶ講演や、上勝町ゼロ・ウェイストセンター、RISE&WINでの視察ツアーなどで知識をインプットしました。このインプットをもとに、ワークショップでは地元事業者と一緒に上勝町の未来を発展させるアイデアを起案。⾼齢者の活躍の場をつくるイベントや、町内外の⼈々がつながるシステムなど様々なビジネスアイデアが⽣まれました。
<開催概要>
カンファレンス名:GREEN WORK KAMIKATSU
内容:上勝町の次のゼロ・ウェイストに向けたアクションを考えるセミナー&ワークショップ
主催:CIRCULAR DESIGN STUDIO.
開催日:2022年2月8日(火)〜2月10日(木)※2/3(金)はオンラインでも配信
会場:上勝町ゼロ・ウェイストセンター/月が谷温泉月の宿 他
GREEN WORK KAMIKATSU Project -背景-
徳島県上勝町は、2003年に日本で初めて「ゼロ・ウェイスト宣言」を行なった町として知られています。町内のゴミステーションは、環境型複合施設「上勝町ゼロ・ウェイストセンター(WHY)」の1ヶ所のみ。町民自らがこのWHYへごみを集めることで、上勝町はリサイクル率80%以上を達成しています。 ゼロ・ウェイストタウンの先進地である一方で、このまちの大きな課題となっているのは少子高齢化や過疎化。物質的なごみをゼロにするだけでなく、様々な社会課題をなくし、持続的なまちであり続けるために、次のゼロ・ウェイストへ向けた取り組みが必要です。上勝町は、生産・流通・消費のシステムの改善、教育の充実など社会全体へ視野を広げ、まちの誰もが豊かになる暮らしを目指しています。
上勝町ゼロ・ウェイストセンター(WHY)とは?
町内唯一のごみステーションである環境型複合施設「上勝町ゼロ・ウェイストセンター(WHY)」。町民自らがこのWHYへごみを集めることで、上勝町はリサイクル率80%以上を達成しています。その結果、WHYには日本のみならず世界中から環境問題に興味を持った方々が視察に訪れています。WHY内には、町民が不要になったものを自由に持ち込むことのできる「くるくるショップ」や宿泊を通して上勝町の暮らしを体験できるホテルなども併設されており、町内外をつなぐハブの役割を果たしています。
Creative Product
特徴的なGREEN WORK KAMIKATSUのGマーク。上勝町の「45分類のごみ分別」を表現し、45のアイコンから構成されています。また、イベント参加者のパスケースにはくるくるショップにあった古い着物の帯を使用し、プログラムにはシードペーパーを採用するなど、制作物にもゼロ・ウェイストの考えを取り入れ、イベントを盛り上げました。